バルベーラ|Barbera
生産地
バルベーラはイタリア北部ピエモンテ州を原産とする土着品種で赤ワイン用のぶどう品種。
モンフェラート地域、アスティ(Asti)やアルバ(Alba)で生産されたものが有名でBarbera d’AstiはDOCGに、Barbera d’AlbaはDOCとして認定されています。
バルベーラの特徴
バルべーラの特徴は、赤紫色で熟成年と共に端の部分は赤いレンガ色となる。
酸味とタンニン、アルコールのバランスが良く、香りは強く、スミレや赤い果実、熟成すると森の枯葉、土、スパイスなどが感じ取れる。
様々な気候に対応でき、栄養の少ない土地でもよく育つので育てやすさも特徴です。
現在はサンジョベーゼの次にもっとも栽培されており、オーストラリア、カリフォルニア、アルゼンチンなど世界でも広範囲で栽培されています。
バルベーラは中世より浅黒いぶどうとして知られていました。ピエモンテではテーブルワインとして親しまれてきたバルべーラですが、生産者の熱意によるぶどう栽培やカンティーナでの技術工場に向けた試みによりその品質は特にこの30年で劇的に上昇しました。
長期熟成のスペリオーレワイン(12ヶ月間(樽熟成6ヶ月間)も生産されており、バローロやバルバレスコなどにも引けを取らないしっかりとしたワインを作る生産者も増えています。
また、レストランで目にする事は珍しいですが発泡タイプのバルベーラも生産されています。
合わせたい料理
生肉のタルタル、グリルやお肉を使ったパスタなどお肉料理全般に合わせると美味しくいただけます。
ピエモンテでは香りの強いきのこ料理、名産の白トリュフやポルチーニ茸のフリット等にも合わせルことができ、北イタリアに来た際にはおすすめの組み合わせです。
うさぎ、イノシシなど臭みや味付けの濃い料理にはバルベーラ、スペリオーレ、バルバレスコやバローロなどしっかりしたボディと合わせて頂きたい。
写真は牛肉を包んだパスタ(アニョロッティ)と白トリュフのパスタ。
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