今日は復習をかねてワインのお話を少し。
イタリアワインを飲む時にワインの注ぎ口あたりについてるシール。あるものと無いものがお店にならんでいます。
これは一体何かというと、醸造、熟成過程、栽培品種や地域において複数の基準をクリアし、イタリア政府から認定を受けたという印。シールの代わりにラベル(エチケット)に記載があるものもありますが、この基準にもランクがあり上からDOCG→DOC→IGT(IGP)という順番に分かれています。
その最高格付けであるDOCG認定を受けているのは、今もしかするとあなたが興味を持っておられる(と嬉しい)ピエモンテ州で、現在17地区!同じくワイン産地として知られるトスカーナは11地区、アマローネやプロセッコといえばのベネトでは14地区。つまり最高格付け認定を受けたワインが最も生産されている州=ピエモンテということなのです。そしてこれを派手に宣伝しないのがピエモンテの人々のスタイル…州ごとに思想が違って面白い…。
ということで、せっかくならこの高品質認定を受けたDOCGワインを飲みたいと思ったあなたへ。今日はピエモンテのDOCGを全てご紹介。DOCGの数は年々少しずつ増えているのでこちらは2016年度のものになります。
そして下の一覧から注目したいのが使用葡萄、単一品種100%。つまりこれらは葡萄のブレンドをしていないということでその葡萄一種類の味のままで勝負しているということ。(実際に葡萄畑へ訪れると、素晴らしい自然環境のもと育つ葡萄(大自然の恵み)にあえて何も加えなくてもいいんだなと納得させられてしまいました)もっと掘りつめるとブレンドの相性とかそういうのもあるのだと思うけど。
かといって、DOCGやDOCがないから良いワインではないの?というとそんなことはなく、独自の方法でこだわって生産している生産者もいらっしゃるので まずは、こういうワインの基準がイタリアにあるんだということを知るだけで、明日からのワイン選びが少しだけ楽しくなるかもしれません。
【ピエモンテ州のDOCG一覧】
①Asti/Moscato d’Asti ②Alta Langa ④Brachetto d’Acqui ⑤Barbera del Monferrato Superiore ⑥Ruchè di castagnole Monferrato ⑦Erbaluce in Caluso ⑧Roero ⑨Barolo ⑩Barbaresco ⑫Dolchetto di diano d’Alba ⑬Dolchetto di ovada superiore ⑮Gavi ⑯Ghemme ⑰Nizza “NEW” |