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About Chanti |キャンティとキャンティ・クラシコはどう違う?本場のキャンティワインを求めて

☆ この記事は一部「SHOPITALIA」様 掲載記事です。 ☆ キャンティの本場、トスカーナ地方へ 本場のキャンティワインを求めて、トスカーナ地方を訪れました。 フィレンツェから郊外に車を走らせること1時間、背の高い糸杉の樹に、なだらかな丘陵地帯に広がるワイン畑、緑あざやかな風景が広がります。     トスカーナといえば、イタリア屈指のワインの生産地。中でも特に知名度の高いキャンティワインはキャンティ地区で生産される赤ワインで、現在100ヵ国以上へ輸出され世界中の人々に親しまれています。 キャンティワインに使われるブドウはサンジョベーゼという品種で、若めのワインには酸味があり、新鮮な野いちごやフサスグリなどの赤い果実の香りを感じます。熟成させるとジャムやスミレの花の濃厚で上品な香りへと変化し、さまざまな味わいを楽しむことができます。 …

Barolo|高級ワインの産地バローロワイナリー巡りのポイント

カボチャや紅葉グッズ、ハロウィンアイテムが並び始め秋の気配を感じる季節になってきました。 旬の食べ物あふれる秋と言えばワイナリー巡りのベストシーズン! ということで、今日はイタリアでワイナリー巡りがしたいという方へ高級ワインの産地バローロのワイナリー巡りのポイントについてまとめてみました。   Barolo|バローロとは? はじめにバローロについて、おさらい。 バローロ (Barolo) とは、イタリア、ピエモンテ州のバローロ村とその周辺の村々で生産されるDOCG規格の長期熟成タイプの赤ワイン。(DOCGについてはこちら) 使用できるブドウ品種はネッビオーロのみ。 ネッビオーロの特徴は? …

Fontanafredda|ピエモンテの伝統のワインが復活。フォンタナフレッダのワイナリーへ

バローロの5大産地の一つ、セッラルンガ・ダルバ村のワイナリー 「フォンタナフレッダ」へ行ってきました。 北イタリア、ピエモンテで訪れたワイナリー はアットホームで、生産者との距離が近く人の温かさや情熱に触れられるワイナリーが多かったなと感じます。 市長さんにご案内して頂いた 「カッシーナ・キッコ」ワイナリー訪問記はこちら   最近は商業的に力を入れ始めたワイナリーも増えてきて、それについてはピエモンテの人々にとっても賛否両論あるみたい。 市場を拡大し世界中でワインが楽しめるのは消費者としても、生産書にも嬉しいことですがワイナリー独自の個性がなんとなく薄れていってしまうような切なさを感じるのは、きっと私だけではないはず。 ですがこちらのワイナリーに関しては、歴史的背景からも買収をきっかけに地元へ戻ってきてくれた、おかえりなさい。という感情を持たずにはいられません。 …

Unique Spa in Italy “Grotta Giusti|イタリア洞窟の中のスチームサウナ「グロッタ・ジュスティ」

  イタリア語で「テルメ」と呼ばれる温泉。 火山国イタリアには、たくさんの温泉が湧き出ています。   「あがるイタリア」掲載記事はこちらから   温泉プールやサウナなどスパが併設された宿泊施設も多く レストランでは美味しい食事やワインも楽しめるため イタリア人にも人気のレジャースポットです。   …

オレンジ色のワインを訪ねて…テラコッタの村インプルネータへ

本場のオレンジワインを、初体験してきました。 枯葉も散り始めて、なんだか寂しさを感じる秋、昨年にさかのぼり、トスカーナ州インプルネータという小さな村に、世界が注目する「テラコッタワイン」が世界中から集合。ソムリエの講習のためトスカーナに滞在していたので、こんなチャンスは滅多にないということで様々なテラコッタワインを試飲してきました。 最初にお伝えしますが、今日の内容はちょっと固めです。   テラコッタワイン×インプルネータ トスカーナ州、フィレンツェの郊外にある素朴な村「インプルネータ」 きっと、ワインを勉強しなければ行くことはなかったこの場所は、トスカーナの名産オリーブオイルを保存する容器の原料となるテラコッタの産地として有名な場所。 テラコッタとはイタリア語で「terra」=土、「cotta」=焼くという意味で、素焼きの粘土や陶器を想像していただくとわかりやすいでしょうか。 このテラコッタで作られた容器はアンフォラと呼ばれます。 ジョージアで発祥したアンフォラを使ったワイン造りが、古代ギリシャ、ローマ時代にイタリアにも広まり、当時ワインの醸造、熟成、貿易にも使用されていました。 …

ワインをもっと美味しくする MAGIC DECANTER

第一印象はとても大事だけど、とりあえず三回は試すことにしている。   現在ロスに来ております。 先日、「バローロは美味しくない」というワイン好きの女性にお会いしました。話を聞くと、初めて飲んだバローロが美味しくなくて、そのままキッチンの排水溝に流し、以降バローロは飲んでいないのだそう。 ピエモンテでワインに出会って、バローロの生産者とやり取りする機会がある私にとって、その発言を聞いて心が痛みましたが、たった一度限りの経験でそのもの全ての価値を決めてしまうのは、とても勿体無いなと思います。 デキャンタージュはしてみたのかな、とか食べ合わせが悪かったんじゃないかと、色々聞く間もなく、「いつかトリノへお越しの際は、美味しい生産者の元へご案内しますよ〜」とだけお伝えしました。 ワインって、扱い方次第で可能性を広げることができる不思議な飲み物。 ということで今日はデキャンタージュのお話。     …

ネッビオーロ|Nebbioloの特徴は?

  ネッビオーロ|Nebbiolo 生産地  ネッビオーロ (Nebbiolo) は、イタリア北部、ピエモンテ州やロンバルディア州、ヴァッレ・ダオスタ州で生産される黒ブドウの品種。ピエモンテ州では800年以上も前から栽培されていた歴史のある品種です。最高級赤ワインとされるバローロやバルバレスコは100%単一品種で作られます。 ネッビオーロという名は、イタリア語のネッビア(霧)からきており、他の県ではスパンナ(Spanna)、ロンバルディアではキアヴェンナスカ(Chiavennasca)、ヴァッレ・ダオスタではピクトゥネール(Picoutener、イタリア語でPicotendro)などと呼ばれ、地域によりボトルの品種表示が違うこともあります。 写真はランゲ地方のぶどう畑。ぶどう畑の景観はユネスコ世界遺産にも登録されています。 ネッビオーロの特徴 ネッビオーロは色が濃く、強いタンニンと酸が特徴。酸とタンニンの渋みが他の特徴とバランスをとるためには長期熟成が必要で、熟成されると味わいが広がり、薔薇やスミレや、チェリー、プルーン、ラズベリー、タバコ、トリュフ、ダークチョコレートなどの幅広いブーケを持つ世界で最も誘惑的とされる香りの高級ワインとなります。   …