カボチャや紅葉グッズ、ハロウィンアイテムが並び始め秋の気配を感じる季節になってきました。 旬の食べ物あふれる秋と言えばワイナリー巡りのベストシーズン! ということで、今日はイタリアでワイナリー巡りがしたいという方へ高級ワインの産地バローロのワイナリー巡りのポイントについてまとめてみました。 Barolo|バローロとは? はじめにバローロについて、おさらい。 バローロ (Barolo) とは、イタリア、ピエモンテ州のバローロ村とその周辺の村々で生産されるDOCG規格の長期熟成タイプの赤ワイン。(DOCGについてはこちら) 使用できるブドウ品種はネッビオーロのみ。 ネッビオーロの特徴は? …
ピエモンテ
北イタリアのワイナリー巡り|「Cascina Chicco」カッシーナ・キッコ
Heart of Roero|美味しいワインを求めて「カナーレ」へ イタリアワイン・田舎料理・大自然、が揃う場所といえば 世界遺産の「ぶどうの景観」が見所のロエロ地方。 トリノから車で40分ほど、のどかな田舎の風景を楽しみながらクーネオ県、カナーレへ向かいます。 この地域は、知る人ぞ知る美食の宝庫!ワインの他にもトリュフやサルシッチャ、ポルチーニ茸など、新鮮で貴重な食材で溢れています。 そして、カナーレは桃の名産地ということもあって春先から桃の花がワイン畑に混じり、色あざやかなぶどう畑を楽しむことができます。 Just …
Fontanafredda|ピエモンテの伝統のワインが復活。フォンタナフレッダのワイナリーへ
バローロの5大産地の一つ、セッラルンガ・ダルバ村のワイナリー 「フォンタナフレッダ」へ行ってきました。 北イタリア、ピエモンテで訪れたワイナリー はアットホームで、生産者との距離が近く人の温かさや情熱に触れられるワイナリーが多かったなと感じます。 市長さんにご案内して頂いた 「カッシーナ・キッコ」ワイナリー訪問記はこちら 最近は商業的に力を入れ始めたワイナリーも増えてきて、それについてはピエモンテの人々にとっても賛否両論あるみたい。 市場を拡大し世界中でワインが楽しめるのは消費者としても、生産書にも嬉しいことですがワイナリー独自の個性がなんとなく薄れていってしまうような切なさを感じるのは、きっと私だけではないはず。 ですがこちらのワイナリーに関しては、歴史的背景からも買収をきっかけに地元へ戻ってきてくれた、おかえりなさい。という感情を持たずにはいられません。 …
北イタリアのクリスマスの過ごし方|Christmas in Italy.
クリスマスまで、あと少し。 久しぶりのイタリアへ戻ってきました。 北イタリア、トリノもすっかりクリスマスモード。街中のあちこちがイルミネーション、ツリーで彩られ、どこを切り取っても絵になる美しさ。 忘年会シーズンの日本同様、イタリア人にとっても忙しい月で、食事会やクリスマスディナーの予定でカレンダーがぎっしり埋め尽くされます。と他人事のように説明しているけれど我が家も例外ではなく、帰ってくるなり予想外の寒さと共にクリスマスディナーが立て続けに続いています。イタリア人のみなさん、その元気はどこからくるのですか。 さて、クリスマス目前ということで、今日は北イタリアのクリスマスの様子をご紹介します。 Presepe|街を彩るプレゼーぺ プレゼーペ(またはプレゼピオ)とはイエス・キリストの生誕を再現した置物のこと。聖母マリアの胎内にキリストが宿ったとされる12月8日にクリスマスツリーとプレゼーペが一斉に各家庭、教会など様々な場所に飾られます。1月6日の公現祭に片付けられるまでイタリアのクリスマス気分を盛り上げます。最近は宗教的なもの以外のプレゼーぺも多く見られます。 それぞれの家庭のプレゼーぺはもちろんマンマを中心に飾られます。例えどんなに忙しくても…。 …
三越伊勢丹トラベルサロン様による機関誌「mi viaje」にて連載がスタート
「Mi viaje」にて連載コラムがスタート! 12月より三越伊勢丹トラベルサロン様による機関誌「Mi viaje」にて連載コラム「イタリア便り」を書かせて頂くこととなりました。プロの方々のお力添えを頂きながらイタリアの食文化、ワインなどを中心にイタリアという国の様子をご紹介しています。 「Mi viaje」では国内、海外の上質な旅行情報が満載です。ぜひ、お近くの店舗にてお問い合わせくださいませ。 誌面の一部は、イタリア発見オンラインマガジン「あがるイタリア」からもご覧になれます。 …
アルネイス|Arneisの特徴は?
アルネイス|Arneis 生産地 アルネイス(Arneis)はピエモンテ州、ロエロ原産の白ぶどう品種。ロエロ地方のDOCGに指定されています。 以前はロエロ地方で栽培される黒ぶどう品種ネッビオーロのタンニンを和らげる為に混醸用に用いられていましたが、20世紀になり生産者がネッビオーロ品種単一でのワイン作りに力を入れ始めた事で需要が減り絶滅の道を辿っていました。 1970年代にワインルネッサンスと呼ばれるワインの技術を向上する動きが起こりイタリアワインの品質が向上、同時に土着品種の回帰が見直された事により、ヴィエッティ(Vietti)とブルーノ・ジャコーザ(Bruno Giacosa)を始めとする生産者達の研究と努力の結果でアルネイスの単一品種ワインとしての現在に至ります。 imageURL ピエモンテのロエロ・ランゲ・モンフェラートの地域はぶどうの景観が世界遺産登録されている事でも有名です。 …
おすすめ♪北イタリアのすっきり白ワイン:アルネイス Bricco Capelina86点
ピエモンテのワインといえばバローロやバルバレスコの赤ワインをご想像される方が多いかと思いますが「ピエモンテの白ワイン」は?というともちろんおいしい白ワインもたくさんあります。本日はお魚、和食や中華にも合わせやすく、ついつい頼んでしまう、おすすめの白ワイン「アルネイス」をご紹介します。 アルネイス|Arneisとは? ピエモンテの白ワイン まずは、甘口スパークリングワインをメインに作られるMoscato(モスカート)はもちろん Chardonney(シャルドネ) Cortese(コルテーゼ) Erbaluce(エルバルーチェ) Timorasso(ティモラッソ) 等が有名どころですが、今日ご紹介するのはワインを勉強する前から出会う機会が多くて、一番親しみやすかったArneis(アルネイス)という品種。北イタリアの近所で扱っている店舗も多く「さっぱり、すっきり、フレッシュ」で気軽に飲めてしまうアルネイス。お魚、和食や中華にも合わせやすく、ついつい頼んでしまう、おすすめの白ワイン品種の一つです。 …
秋のワイン畑。偉大なバローロ生産者「ドメニコ・クレリコ」ワイナリー訪問
ドメニコ・クレリコ|DOMENICO CLERICO バローロやバルバレスコなど伝統的なワイン作りが行われる北イタリア、ピエモンテのカンティーナって古い場所が多いのかなと想像がちですが、実はとってもモダンでおしゃれな場所がたくさんあります。 本日訪れた場所は素晴らしいバローロを作りだす偉大な生産者ドメニコ•クレリコ DOMENICO CLERICO。 バローロがワインの王様とよばれるようになるまで様々な歴史があるわけですが、バローロの生産者として、バローロのワイン作りに革新をおこしたバローロボーイズの初代のひとりがこちらの生産者ドメニコ•クレリコ氏。 カンティーナを取り囲む葡萄畑に圧倒されながらゲートへ到着、扉が開くと近年改装されたスタイリッシュな空間が広がります。 季節的に寒いですがプールが!夏はプールサイドで試飲も気持ち良さそうです。 さっそくカンティーナの中へ入り醸造過程の話を聞きながら、奥へと進んでいきます。 …