ドメニコ・クレリコ|DOMENICO CLERICO
バローロやバルバレスコなど伝統的なワイン作りが行われる北イタリア、ピエモンテのカンティーナって古い場所が多いのかなと想像がちですが、実はとってもモダンでおしゃれな場所がたくさんあります。
本日訪れた場所は素晴らしいバローロを作りだす偉大な生産者ドメニコ•クレリコ DOMENICO CLERICO。
バローロがワインの王様とよばれるようになるまで様々な歴史があるわけですが、バローロの生産者として、バローロのワイン作りに革新をおこしたバローロボーイズの初代のひとりがこちらの生産者ドメニコ•クレリコ氏。
カンティーナを取り囲む葡萄畑に圧倒されながらゲートへ到着、扉が開くと近年改装されたスタイリッシュな空間が広がります。
季節的に寒いですがプールが!夏はプールサイドで試飲も気持ち良さそうです。
さっそくカンティーナの中へ入り醸造過程の話を聞きながら、奥へと進んでいきます。
続いて熟成過程の樽が並ぶ部屋へ。この後よりテイスティングまでドメニコ•クレリコ氏ご本人も同行してくださり、まだまだ現役でワインと接する姿はとても印象敵でした。
その後は、窓から葡萄畑が見渡せる試飲室へ。
試飲したのはこちら。
ランゲ・ネッビオーロ( Langhe Nebbiolo)
バルベーラ( Barbera)
バローロ(Barolo)
試飲中もスタッフの方と共に、クレリコさんがワインをチェックしてついでくださりました。
このバルベーラはエレガントでまろやか、熟したプルーンの香りなどが感じられてとても好みの味でした。
エチケットにPer Cristinaと書かれた一番右のBaroloは「クリスティーナへ」と、亡くなった娘さまに捧げるワインとして作られました。「死ぬ事よりも怖いことは、人々に忘れさられることだ」という言葉を聞いた事があるけど、娘さまの存在と、彼女へ捧げた親の愛情はワインを通していつまでも生き続けることでしょう。
ほろ酔い良い気分で外に出ると、曇っていた空が晴れて、美しい秋のワイン畑が。
イタリアの秋、ピエモンテは白トリュフにポルチー二茸。樽のきいた白との相性は抜群で、基本赤と言えばお肉ですが、風味豊かで後味が長いトリュフやポルチーニを使った料理なら赤ワインとあわせても良し。
秋はおいしいもので溢れていて、困る。
Domenico Clerico
12065 Monforte d’Alba (Cn)
Tel: +39 0173 78171