アルネイス|Arneis 生産地 アルネイス(Arneis)はピエモンテ州、ロエロ原産の白ぶどう品種。ロエロ地方のDOCGに指定されています。 以前はロエロ地方で栽培される黒ぶどう品種ネッビオーロのタンニンを和らげる為に混醸用に用いられていましたが、20世紀になり生産者がネッビオーロ品種単一でのワイン作りに力を入れ始めた事で需要が減り絶滅の道を辿っていました。 1970年代にワインルネッサンスと呼ばれるワインの技術を向上する動きが起こりイタリアワインの品質が向上、同時に土着品種の回帰が見直された事により、ヴィエッティ(Vietti)とブルーノ・ジャコーザ(Bruno Giacosa)を始めとする生産者達の研究と努力の結果でアルネイスの単一品種ワインとしての現在に至ります。 imageURL ピエモンテのロエロ・ランゲ・モンフェラートの地域はぶどうの景観が世界遺産登録されている事でも有名です。 …
ワイン
ニューヨーク「Birdland」でJAZZとワインな夜
最近、雨が多いニューヨーク。本日も雨…。ニューヨークで行ってみたかった場所の一つ、ジャズクラブへ先日誕生日のお祝いで連れて行ってもらいました。 そんな事をいうとまるでジャズ通なのかと思われてしまいそうですが、全くの初心者で、ジャズに触れる機会と言えばホテルのバーで何度か演奏を聞いたり、自宅で食卓の雰囲気作りを試みて流したりする程度。ですが、そんな私でも大満足の一日となりました。 ジャズは19世紀後半、ニューオリンズで自然発生した黒人による大衆芸能音楽。 南北戦争に負けた南軍軍楽隊の払い下げ楽器で黒人の方たちが演奏した音楽がジャズの発祥といわれてるようです。ニューヨークにもいくつか有名なジャズクラブがあり、今回はアメリカ人の友人おすすめのBirdland(バードランド)へ。 お店の由来、バードは35歳で亡くなった天才サックス奏者チャーリーパーカーのニックネームからついたそうで彼が亡くなったとき、街じゅうに「Bird Lives !」バードは生きている!という落書きができたのだそう。(参考URL) 初めてのジャズクラブ、どきどきしながらお店に入ります。席の指定はなく、基本的に早く来た順にいい席へ案内されるシステムで、フロントで名前を伝えておけば時間になると席まで案内して頂けました。 30分前に来てねと伝えられたのでその通りに到着したのですが素晴らしい席に通して頂き、テンションがあがります。 …
おすすめ♪北イタリアのすっきり白ワイン:アルネイス Bricco Capelina86点
ピエモンテのワインといえばバローロやバルバレスコの赤ワインをご想像される方が多いかと思いますが「ピエモンテの白ワイン」は?というともちろんおいしい白ワインもたくさんあります。本日はお魚、和食や中華にも合わせやすく、ついつい頼んでしまう、おすすめの白ワイン「アルネイス」をご紹介します。 アルネイス|Arneisとは? ピエモンテの白ワイン まずは、甘口スパークリングワインをメインに作られるMoscato(モスカート)はもちろん Chardonney(シャルドネ) Cortese(コルテーゼ) Erbaluce(エルバルーチェ) Timorasso(ティモラッソ) 等が有名どころですが、今日ご紹介するのはワインを勉強する前から出会う機会が多くて、一番親しみやすかったArneis(アルネイス)という品種。北イタリアの近所で扱っている店舗も多く「さっぱり、すっきり、フレッシュ」で気軽に飲めてしまうアルネイス。お魚、和食や中華にも合わせやすく、ついつい頼んでしまう、おすすめの白ワイン品種の一つです。 …
イタリア|カラフルな港街「カモーリ」を散策 海の底に眠るワインとは?
Camogli(カモーリ) 今日は海が好きな方に是非おすすめしたい イタリア、リグーリア州ジェノバ県の小さな港Camogli(カモーリ)。 反対側にはポルトフィーノという美しい港町があり世界中からセレブリティがバカンスで訪れます。そちらの知名度が高いため割と旅行者も少なくローカルの雰囲気を楽しめる穴場の場所。 海岸沿いには地中海らしいカラフルな家が立ち並び、散歩するだけでわくわくします。 リグーリアで食べたいフルッタ•ディ•マーレ お昼にふらっと入ったトラットリアLo …
イタリアで最もDOCG(最高格付け)ワインの多い州は…?
今日は復習をかねてワインのお話を少し。 イタリアワインを飲む時にワインの注ぎ口あたりについてるシール。あるものと無いものがお店にならんでいます。 これは一体何かというと、醸造、熟成過程、栽培品種や地域において複数の基準をクリアし、イタリア政府から認定を受けたという印。シールの代わりにラベル(エチケット)に記載があるものもありますが、この基準にもランクがあり上からDOCG→DOC→IGT(IGP)という順番に分かれています。 その最高格付けであるDOCG認定を受けているのは、今もしかするとあなたが興味を持っておられる(と嬉しい)ピエモンテ州で、現在17地区!同じくワイン産地として知られるトスカーナは11地区、アマローネやプロセッコといえばのベネトでは14地区。つまり最高格付け認定を受けたワインが最も生産されている州=ピエモンテということなのです。そしてこれを派手に宣伝しないのがピエモンテの人々のスタイル…州ごとに思想が違って面白い…。 ということで、せっかくならこの高品質認定を受けたDOCGワインを飲みたいと思ったあなたへ。今日はピエモンテのDOCGを全てご紹介。DOCGの数は年々少しずつ増えているのでこちらは2016年度のものになります。 そして下の一覧から注目したいのが使用葡萄、単一品種100%。つまりこれらは葡萄のブレンドをしていないということでその葡萄一種類の味のままで勝負しているということ。(実際に葡萄畑へ訪れると、素晴らしい自然環境のもと育つ葡萄(大自然の恵み)にあえて何も加えなくてもいいんだなと納得させられてしまいました)もっと掘りつめるとブレンドの相性とかそういうのもあるのだと思うけど。 かといって、DOCGやDOCがないから良いワインではないの?というとそんなことはなく、独自の方法でこだわって生産している生産者もいらっしゃるので まずは、こういうワインの基準がイタリアにあるんだということを知るだけで、明日からのワイン選びが少しだけ楽しくなるかもしれません。 【ピエモンテ州のDOCG一覧】 ①Asti/Moscato …