先日、美味しい白ワインに出会いました。
NYに住む友人のおすすめで連れて行ってもらったレストラン「The Clock Tower 」はレトロな雰囲気のインテリアがとてもお洒落で、かっこいい大人になった気分になれる場所。
こちらで頂いた白ワインがとっても美味しかったんです。フランスワインはまだまだ勉強中ですが、このワインがきっかけでPouilly Fumé|プイィ・フュメという言葉を覚えられたほど。
それで、先日ワインショップで見つけて早速購入。家に帰ってボトルを見ると、購入したのはプイィ・フュイッセ。間違えてしまったみたい。名前も似てるから似た感じなのかも、と飲んで見ると、味も香りも全く別物。調べて見たところ、それもそのはず、使用されているぶどうの品種が違うので特徴も違うわけですね。
The Clock Tower
5 Madison Ave, New York, NY 10010
プイィ・フュメとプイィ・フュイッセの違い
プイィ・フュメ|Pouilly Fumé
プイィ・フュメAOCはブルゴーニュ地方、中央フランス・ニエーヴル県にあるロワール川沿いの村プイィ=シュル=ロワールとその周辺の7つの村で生産されている辛口の白ワインです。
ベースとなるブドウ品種はSauvignion Blanc(ソーヴィニョンブラン)。
フュメとはフランス語で「煙」を意味し、その由来の1つはワインが燻製に似た香りを感じさせるからというのと、2つ目はSauvignion Blancが熟すと果実の表面に白い粉をふき、それが煙のように見えることから呼ばれるようになったのだそう。
明るい黄緑色で火打ち石を打ったような独特な香りが特徴です。
プイィ・フュィッセ|Pouilly Fuisse
プイィ・フッセはブルゴーニュ地方ソーヌ=エ=ロワール県で生産されるChardonney(シャルドネ)がベースの辛口白ワインです。ソリュトレ・プイィ村に、プイィ山という石灰岩でできた山があり、その恩恵を受けたミネラル豊富なアルカリ性土壌は、シャルドネの栽培に適しています。
黄緑から黄金色でアーモンド、ヘーゼルナッツ、柑橘系の果物の香りなど華やかな香りが特徴です。
ということ失敗を踏まえて、今回は間違わずにPouilly Fuméを購入しました。
Pouilly Fumé AOC
生産者:Le Domaine Saget
品種:Sauvignon Blanc 100% 2014年
特徴:トロピカルフルーツ、白い花、野菜(トマトの茎)の香り、まろやか、心地良い余韻が残る
ワイン愛好家の間でソーヴィニョンブランはよく「猫のおしっこの香り」がするとも表現されますが(イメージはよくないですが、今度是非、香って見てください)ソーヴィニョンブランの特徴をしっかり感じれるワインでした。
ハーブを使ったシーフード料理と合わせて頂きたいワインです。
レストランでPouilly Fuisseをお勧めされた時
「今日はシャルドネがちょうど飲みたい気分でした」
なんて返事が返せたら、かっこいい大人になれた気がする。
それでは皆さま、よい週末をお過ごしください。
マリーニ あゆみ
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