ずっと行きたかったトスカーナの名門アンティノリのワイナリーへ、ようやく行くことができました。
昨年の冬、ソムリエ講習合宿のため約2ヶ月半トスカーナへ滞在していました。イタリア全土DOCGの暗記をはじめ、ワイン以外のアルコールの知識を詰め込んで、200種類以上のワインをテイスティング!正直、テイスティングは辛くなかったけど、大人になってからの暗記というのは思った以上に大変で、泣きそうになりながら他の生徒さんと協力して頑張りました。
結果はどうあれ、頑張ったご褒美ということで夫が気を利かせて企画してくれていたのはイタリアワインの名門、アンティノーリのカンティーナ訪問。
Antinori Nel Chanti Classico
スーパータスカンの先駆者、アンティノーリ
1385年から続くイタリアワインの名門マルケージ・アンティノーリは、ワイン好きならお馴染みスーパータスカンのティニャネロや、ソライヤなど偉大なワインの生産者。
トスカーナを拠点に、イタリア国内に10以上、さらにはアメリカのナパバレーにもワイナリーを所有する大規模なワイナリーです。今回はキャンティ・クラシコ地域のワイナリーへ。
アンティノーリとイタリアワインの歴史
※フィロキセラ (詳細は下記)の影響でぶどうの苗がほぼ全滅し一時低迷していたイタリアワイン。1970年代から、最先端の醸造技術を導入して世界に通用する高品質なワイン造りを目指す「イタリアワイン・ルネサンス」と呼ばれる革命が起き、イタリアワインの品質が目まぐるしく向上しました。
規定に囚われず、高品質のワインを作ろうと、ボルゲリ(サッシカイヤ)を発祥に生まれたスーパータスカン。この時、アンティノーリにより作られたティニャネロや、ソライヤもスーパータスカンの先駆けとして世界へその名を知らしめました。
※フィロキセラとは・・・
フィロキセラ=ブドウネアブラムシ(葡萄根油虫)は、ブドウ樹の葉や根にコブを生成してブドウ樹の生育を阻害し、枯死に至らせる昆虫である。19世紀後半、品種改良のためにヨーロッパへ移入したアメリカ原産のブドウ樹に付着していたことで、ブドウネアブラムシへの抵抗力を持っていないヨーロッパブドウ(ヴィニフェラ種)に全滅に近いほどの被害を及ぼし、多くの歴史あるワイナリーがそのワイン畑と共に失われた。(ウィキペディアより引用)
伝統と革新が入り混じる、アンティノーリの世界
受付を済ませ、シアタールームでアンティノーリの紹介ビデオ(というよりドキュメンタリー映画)を視聴、セラーへ移動します。
カンティーナを案内してくださるのは、トップクラスの知識と経験を持つマスターソムリエのイタリア人女性。専門的な知識でワインの醸造、熟成と、カンティーナの歴史を説明して頂きました。
Wine Tasting
- Cervaro della Sala Umbria IGT ,
- Badia a Passignano Chianti Classico DOCG Gran Selection ,
- Pian delle Vigne Brunello di Montalcino DOCG ,
- Tignanello Toscana IGT
Lunch
- Cont’Ugo Bolgheri DOC ,
- Guado al Tasso Bolgheri DOC Superiore
- Umberto IGT Umbrella
- Mufato della sala 2011(貴腐ワイン)
※以下、こちらで作られるスーパータスカン2種の使用品種。
サンジョヴェーゼ80%
カベルネ・フラン5%
ソライヤ
カベルネ・ソーヴィニヨン75%
サンジョヴェーゼ20%
カベルネ・フラン5%
AYUMI MARINI
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