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Barolo|高級ワインの産地バローロワイナリー巡りのポイント

カボチャや紅葉グッズ、ハロウィンアイテムが並び始め秋の気配を感じる季節になってきました。 旬の食べ物あふれる秋と言えばワイナリー巡りのベストシーズン! ということで、今日はイタリアでワイナリー巡りがしたいという方へ高級ワインの産地バローロのワイナリー巡りのポイントについてまとめてみました。   Barolo|バローロとは? はじめにバローロについて、おさらい。 バローロ (Barolo) とは、イタリア、ピエモンテ州のバローロ村とその周辺の村々で生産されるDOCG規格の長期熟成タイプの赤ワイン。(DOCGについてはこちら) 使用できるブドウ品種はネッビオーロのみ。 ネッビオーロの特徴は? …

アルネイス|Arneisの特徴は?

アルネイス|Arneis 生産地 アルネイス(Arneis)はピエモンテ州、ロエロ原産の白ぶどう品種。ロエロ地方のDOCGに指定されています。 以前はロエロ地方で栽培される黒ぶどう品種ネッビオーロのタンニンを和らげる為に混醸用に用いられていましたが、20世紀になり生産者がネッビオーロ品種単一でのワイン作りに力を入れ始めた事で需要が減り絶滅の道を辿っていました。 1970年代にワインルネッサンスと呼ばれるワインの技術を向上する動きが起こりイタリアワインの品質が向上、同時に土着品種の回帰が見直された事により、ヴィエッティ(Vietti)とブルーノ・ジャコーザ(Bruno Giacosa)を始めとする生産者達の研究と努力の結果でアルネイスの単一品種ワインとしての現在に至ります。   imageURL ピエモンテのロエロ・ランゲ・モンフェラートの地域はぶどうの景観が世界遺産登録されている事でも有名です。   …

イタリアで最もDOCG(最高格付け)ワインの多い州は…?

今日は復習をかねてワインのお話を少し。 イタリアワインを飲む時にワインの注ぎ口あたりについてるシール。あるものと無いものがお店にならんでいます。 これは一体何かというと、醸造、熟成過程、栽培品種や地域において複数の基準をクリアし、イタリア政府から認定を受けたという印。シールの代わりにラベル(エチケット)に記載があるものもありますが、この基準にもランクがあり上からDOCG→DOC→IGT(IGP)という順番に分かれています。 その最高格付けであるDOCG認定を受けているのは、今もしかするとあなたが興味を持っておられる(と嬉しい)ピエモンテ州で、現在17地区!同じくワイン産地として知られるトスカーナは11地区、アマローネやプロセッコといえばのベネトでは14地区。つまり最高格付け認定を受けたワインが最も生産されている州=ピエモンテということなのです。そしてこれを派手に宣伝しないのがピエモンテの人々のスタイル…州ごとに思想が違って面白い…。 ということで、せっかくならこの高品質認定を受けたDOCGワインを飲みたいと思ったあなたへ。今日はピエモンテのDOCGを全てご紹介。DOCGの数は年々少しずつ増えているのでこちらは2016年度のものになります。 そして下の一覧から注目したいのが使用葡萄、単一品種100%。つまりこれらは葡萄のブレンドをしていないということでその葡萄一種類の味のままで勝負しているということ。(実際に葡萄畑へ訪れると、素晴らしい自然環境のもと育つ葡萄(大自然の恵み)にあえて何も加えなくてもいいんだなと納得させられてしまいました)もっと掘りつめるとブレンドの相性とかそういうのもあるのだと思うけど。 かといって、DOCGやDOCがないから良いワインではないの?というとそんなことはなく、独自の方法でこだわって生産している生産者もいらっしゃるので まずは、こういうワインの基準がイタリアにあるんだということを知るだけで、明日からのワイン選びが少しだけ楽しくなるかもしれません。   【ピエモンテ州のDOCG一覧】 ①Asti/Moscato …

秋のワイン畑。偉大なバローロ生産者「ドメニコ・クレリコ」ワイナリー訪問

ドメニコ・クレリコ|DOMENICO CLERICO バローロやバルバレスコなど伝統的なワイン作りが行われる北イタリア、ピエモンテのカンティーナって古い場所が多いのかなと想像がちですが、実はとってもモダンでおしゃれな場所がたくさんあります。 本日訪れた場所は素晴らしいバローロを作りだす偉大な生産者ドメニコ•クレリコ DOMENICO CLERICO。   バローロがワインの王様とよばれるようになるまで様々な歴史があるわけですが、バローロの生産者として、バローロのワイン作りに革新をおこしたバローロボーイズの初代のひとりがこちらの生産者ドメニコ•クレリコ氏。 カンティーナを取り囲む葡萄畑に圧倒されながらゲートへ到着、扉が開くと近年改装されたスタイリッシュな空間が広がります。 季節的に寒いですがプールが!夏はプールサイドで試飲も気持ち良さそうです。 さっそくカンティーナの中へ入り醸造過程の話を聞きながら、奥へと進んでいきます。 …