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この記事は一部「SUMAU」様 掲載記事です。
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世界のロゼ人気が止まらない
フランス語で薔薇色を意味するロゼ。赤でも白でもない、ピンク色をしたロゼワインはすっきりと爽やかな味わいで様々な料理に合わせやすい。フランスでは消費シェアで白ワインを上まわり、近年国内ワインのクオリティが向上中のイギリスでもロゼワインの売上は一年でなんと114%増という急成長ぶりを見せた。ここカリフォルニア州のレストランでも青空の下テラス席でロゼワインを楽しむ人々の姿が目立つ。世界各国でまだまだ加熱しそうなロゼ熱。今回はロゼワインの魅力に迫る。
ロゼワインの作り方
ロゼワインを作るにはいくつかの方法がある。一般的なロゼワインの製法は、赤ワインと同じように、黒ブドウを破砕・除梗し、果汁と果皮・種を一緒にタンクに入れ、果皮から色素を抽出する方法だ。発酵途中で果皮を取り出すことにより、ピンク色のワインに仕上がる。
ダイレクトプレスという製法では白ワインの製法同様、黒ブドウを破砕・圧搾したあと、果汁のみを発酵させる方法で、黒ブドウから淡いピンク色のロゼワインが生まれる。プロヴァンスのロゼなど色が美しく高品質のロゼの製造方法として用いられる。
混醸法と呼ばれる方法では発酵前に黒ブドウと白ブドウを混ぜることでロゼワインを作る醸造法で、この手法は主にドイツで見られる。重要なのは、白ワインと赤ワインを混ぜるのではなく、発酵前の果実の段階で混ぜるという点だ。このように2種類のワインを混ぜロゼワインを作るブレンド法はフランスのシャンパーニュ地域でスパークリングワインを製造する場合を除きヨーロッパでは禁じられている。
ロゼクルーズにピンクニック アメリカのロゼワイン事情
アメリカ各地でロゼワインをテーマとした魅力的なイベントが開催されている。
ニューヨーク州ではロゼワインをコンセプトに飲酒が可能なロゼマンションが登場。ロゼワインを楽しむために行われた「ロゼ・クルーズ」は次回は2020年に再度決行予定だ。ロサンゼルスでは6月第2土曜に制定されたナショナル・ロゼデーにピクニックならぬ「Pinknic(ピンクニック)」が開催され今年で第2回目を迎えるなど、ロゼブームが過熱している。どのイベントにも共通するのはロゼワイン自体の専門的な内容を気にせずカジュアルに楽しめるという点だ。
華やかなボトルにうっとり おすすめロゼワイン
ロゼワインの人気の背景にはSNSによる写真映えが影響している。ピンク色のチャーミングな外観はミレニアム世代の心を捉え、価格も含めカジュアルに楽しめるロゼワインの購入につながっているようだ。品質の良さとテーブルを華やかにするボトルのデザイン共におすすめのロゼワインをご紹介しよう。
ミラヴァル・プロヴァンス・ロゼ
(Miraval Provence Rosè / Miravel Winery)
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー元夫妻が購入した南フランスのワイナリー。ワイン造りの責任者は評論家ロバート・パーカー氏100点を何度も獲得するシャトーヌフ・デュ・パプの最高峰、「ボー・カステル」を所有するペラン・ファミリー。白い花や新鮮なイチゴなどの繊細なアロマ。清々しい酸とまろやかさのバランス が取れ心地の良い後味が残る。
ソフィア・ロゼ /フランシス・フォード・コッポラ ワイナリー
(Sofia Rosè Francis Ford Coppola Winery)
名作「ゴッドファーザー」生みの親、コッポラ監督が手掛けるフランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーのソフィアシリーズ。新鮮なイチゴ、チェリーの香りとすっきりとした飲み口。
11ミニッツ/パスクワ ワイナリー
(11 Minutes/Pasqua Winery)
ロミオとジュリエットで有名な愛の街イタリアのヴェローナで生産されるロゼワイン。新鮮なベリーやフルーツの香りの辛口ワイン。11ミニッツとはワインが美しくピンク色に色づくまでのブドウの果皮とのスキンコンタクトの時間から名付けられた。
JNSQ Rosè
フランス語”je ne sais quoi” の言葉を元に生まれたJNSQはカリフォルニアで生産される美しいボトルがチャームポイントのワイン。いちごやクランベリー、ハーブの香りにフレッシュな味わい。厳選されたカリフォルニアのブドウから作られるフレンチロゼのスタイルで作られた新しいワイン。
カッシーナ・キッコ メトドクラシコ ロゼ・スパークリング
(Cascina Chicco Metodo Classico Rosè)
イタリアピエモンテ州でバローロをはじめの高品質のワインを生産するカッシーナ・キッコの30から36ヶ月瓶内熟成させたロゼ・スプマンテ。すっきりと辛口でラズベリーや焼き菓子の香りと上品な後味が残る。
まだまだ続く暑い夏、見た目も味も爽やかなロゼワインで楽しいイベントを企画してみてはいかがだろう。
AYUMI MARINI
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