おいしい赤ワインに出会った時 「このワインに使われる葡萄はどんな風に作られたんだろう?」 と、ワインが好きな人なら、一度は思ったことがあるのでは? 8月、イタリア国内はバカンスムードの真っ只中。本日はお仕事でランゲ地方へ向かいます。 東京からイタリアワインを満喫しに来られた素敵なご夫婦と対面し、向かう先はバローロ村からさらに車で10分程のモンフォルテ・ダルバ(Monforte d’alba)の生産者モンティ/Monti」 Barberaから始まったワイン造り この日は、生産者兼オーナーのパオロさんが直々に説明してくださるとのことで「Buongirno! 」と挨拶をかわして、まず向かう先はカンティーナの目の前に広がる広大なワイン畑。 …
マルケージ・ディ・バローロ:世界遺産登録された樽から作られ続ける伝統のバローロを味わう
ワインの王様、Barolo(バローロ) ワインの王様と呼ばれ世界に名を知らしめる「Barolo」 葡萄の品種には「ネッビオーロ」のみを使用しフルボディの長期熟成タイプが特徴で 熟成期間は3年間、リゼルヴァは5年間。 1ヘクタールあたりのぶどうの木の本数から醸造の仕方など細かく定められています。 フルボディとは言っても生産者によってはタンニンが柔らかめで フルーティな酸味を感じるものも多く、日本には出回っていないバローロの味を楽しめるのが 「現地ならでは」の魅力です。 今日は、そんなバローロの歴史が始まった場所200年近い歴史を持つ …
イタリアで最もDOCG(最高格付け)ワインの多い州は…?
今日は復習をかねてワインのお話を少し。 イタリアワインを飲む時にワインの注ぎ口あたりについてるシール。あるものと無いものがお店にならんでいます。 これは一体何かというと、醸造、熟成過程、栽培品種や地域において複数の基準をクリアし、イタリア政府から認定を受けたという印。シールの代わりにラベル(エチケット)に記載があるものもありますが、この基準にもランクがあり上からDOCG→DOC→IGT(IGP)という順番に分かれています。 その最高格付けであるDOCG認定を受けているのは、今もしかするとあなたが興味を持っておられる(と嬉しい)ピエモンテ州で、現在17地区!同じくワイン産地として知られるトスカーナは11地区、アマローネやプロセッコといえばのベネトでは14地区。つまり最高格付け認定を受けたワインが最も生産されている州=ピエモンテということなのです。そしてこれを派手に宣伝しないのがピエモンテの人々のスタイル…州ごとに思想が違って面白い…。 ということで、せっかくならこの高品質認定を受けたDOCGワインを飲みたいと思ったあなたへ。今日はピエモンテのDOCGを全てご紹介。DOCGの数は年々少しずつ増えているのでこちらは2016年度のものになります。 そして下の一覧から注目したいのが使用葡萄、単一品種100%。つまりこれらは葡萄のブレンドをしていないということでその葡萄一種類の味のままで勝負しているということ。(実際に葡萄畑へ訪れると、素晴らしい自然環境のもと育つ葡萄(大自然の恵み)にあえて何も加えなくてもいいんだなと納得させられてしまいました)もっと掘りつめるとブレンドの相性とかそういうのもあるのだと思うけど。 かといって、DOCGやDOCがないから良いワインではないの?というとそんなことはなく、独自の方法でこだわって生産している生産者もいらっしゃるので まずは、こういうワインの基準がイタリアにあるんだということを知るだけで、明日からのワイン選びが少しだけ楽しくなるかもしれません。 【ピエモンテ州のDOCG一覧】 ①Asti/Moscato …
Piemonte DOCG 2016
There are 17 Piedmont provinces that are the most DOCG …
秋のワイン畑。偉大なバローロ生産者「ドメニコ・クレリコ」ワイナリー訪問
ドメニコ・クレリコ|DOMENICO CLERICO バローロやバルバレスコなど伝統的なワイン作りが行われる北イタリア、ピエモンテのカンティーナって古い場所が多いのかなと想像がちですが、実はとってもモダンでおしゃれな場所がたくさんあります。 本日訪れた場所は素晴らしいバローロを作りだす偉大な生産者ドメニコ•クレリコ DOMENICO CLERICO。 バローロがワインの王様とよばれるようになるまで様々な歴史があるわけですが、バローロの生産者として、バローロのワイン作りに革新をおこしたバローロボーイズの初代のひとりがこちらの生産者ドメニコ•クレリコ氏。 カンティーナを取り囲む葡萄畑に圧倒されながらゲートへ到着、扉が開くと近年改装されたスタイリッシュな空間が広がります。 季節的に寒いですがプールが!夏はプールサイドで試飲も気持ち良さそうです。 さっそくカンティーナの中へ入り醸造過程の話を聞きながら、奥へと進んでいきます。 …